世界的スーパーモデルで、現在は女優としてハリウッド映画にも出演している岡本多緒(TAO)さん。
多緒さんは2016年、ファッション誌の編集長テンジン・ワイルド(Tenzin Wild)さんという方と結婚しました。
テンジンさんはどんな方なのか、馴れ初め、結婚式の様子、現在の2人の活動などを調べました。
岡本多緒の夫は、ファッション誌編集長のテンジン・ワイルド
岡本多緒さんは2016年、テンジン・ワイルドさんと結婚しました。
テンジン・ワイルドとは?
テンジン・ワイルドさんはスイス出身ですが、彼の母親はチベット出身です。
しかし、中国のチベット侵攻を受けて、テンジンさんの母親は難民となりスイスに移住しました。
テンジンさんは、2008年にマグナス・バーガー(Magnus Berger)さんと共に「The Last Magazine」というファッション誌を創刊。
「The Last Magazine」の編集長だけでなく、名だたるブランドのブランディングを手掛け
世界のファッション業界を形成する人たちのトップ500人
として名前があがっているほどです。
ファウンダーのTenzinさんはスイス出身。ですが、そのルーツはチベットにさかのぼります。母親はチベットで生まれ育ったのですが、中国の侵攻・併合により難民となりスイスに移住したのです。Tenzinさんは、2008年からニューヨークで自らが始めたファッションカルチャー誌の編集長として活躍していましたが、それ以前の2005年にその後の人生に大きな影響を与える出来事を経験します。チベットへの旅です。
RonHerman ABODE OF SNOW
『The Last Magazine』は、Tenzin Wild (テンジン・ワイルド) と Magnus Berger (マグナス・バーガー) によって2008年に創刊。2人は同誌の発行に加え、クリエイティブ・ブランディング・エージェンシー Berger & Wild (バーガー&ワイルド) として Hugo Boss (ヒューゴ・ボス) や Alexander Wang (アレキサンダー・ワン) などのブランディングコンサルタントを手がけることでも知られ、これまでに『Business of Fashion (ビジネス・オブ・ファッション)』の「The People Shaping the Global Fashion Industry(世界のファッション業界を形成する人たち)」のトップ500人として名が挙がっている
the fashion post 「ザ・ラスト・マガジン」最新号にライフマスクで登場したトップモデルは誰?
2014年には恋人時代の岡本多緒さんと共にBanana Republicの広告に出ています。
本当に多彩な人ですね。
馴れ初めはファッションデザイナーのフィリップ・リムによる紹介!
岡本多緒さんとテンジン・ワイルドさんの出会いのきっかけは
ファッションデザイナーのフィリップ・リム(Phillip Lim)さんです。
多緒さんはフィリップさんから
「どうしてもTAOに会いたがっている人がいる」
と言われ、会いに行ったのだそう。
多緒さんはパートナーを求めていたわけではなかったのですが、テンジンさんの
落ち着かせてくれる声と雰囲気
に惹かれ、交際が始まりました。
友人のデザイナー、フィリップ・リムから「どうしてもTAOに会いたがっている人がいる」と紹介されたのがきっかけです。その時私はパートナーを求めていたわけではなかったので、気軽な気持ちで会いにいきました。すると、彼の落ち着かせてくれる声と雰囲気にその日のうちに惹かれました。当時、日米を行き来しながら忙しなく仕事をしていた私にとって「少し肩の力を抜いてもいいのかな」と癒しを与えてくれたのだと思います。
KAPOK PNOT パートナーは私を高く飛ばしてくれる風 俳優・TAOさんの「違いを愛でるパートナーシップ」
2人は
●多緒さんは、決めたことに全力でエネルギッシュに突き進む
●テンジンさんは、常に落ち着いている
と全く違うタイプだそう。
だからこそ、良いパートナーとしての関係が築けるのかもしれませんね。
岡本多緒の結婚式はスイスの島で!
岡本多緒さんとテンジン・ワイルドさんが結婚式をあげたのは、2016年5月1日。
場所は、スイスのマジョーレ湖のブリサーゴ島です。
ウエディングドレスのデザインは、恋のキューピットであるフィリップ・リムさんで、とても素敵な鈴蘭のドレスでした。
フィリップ・リムさんのInstagramには2人の結婚式の写真がたくさん!
フィリップさんは2人の結婚が本当に嬉しかったのでしょうね。
お色直しでは多緒さんがチベットの伝統衣装を、テンジンさんが日本の羽織袴を着たそうです。
残念ながら写真は探すことができなかったので、チベットの伝統衣装を載せさせていただきます。
また余興では日本のよさこいソーランも披露されていました。
遠いスイスで、はっぴを着て、よさこいソーラン!
どんな雰囲気になるのか、見てみたかったですね。
日本人トップモデルのTAOが、雑誌『The Last Magazine』の創始者で編集長のテンジン・ワイルド(Tenzin Wild)と2016年5月1日に結婚。スイスのブリッサゴ島で挙げた結婚式の様子が、本人のアカウントやゲストたちのインスタグラムで公開されている。ウエディングドレスのデザインを担当したのは、親友として知られるフィリップ・リム(Phillip Lim)。お色直しでは、チベットの伝統衣装を纏った姿も披露している。
BAZZAR 結婚おめでとう! モデルTAOが美しいウエディングドレス姿を披露
それにしても素敵なドレス姿です。
岡本多緒とテンジン・ワイルドの立ち上げたファッションブランドは?
岡本多緒さんとテンジン・ワイルドさんは2020年に ABODE OF SNOW(アボウド オブ スノー)というファッションブランドを設立しました。
ABODE OF SNOWとは「雪の棲家」という意味だそう。
テンジンさんは
「半分チベットの血を引く身として、どういう風に社会に語りかけられるだろうか」
「ファッションを通じてチベットの美しい文化を伝えたい」
と考えたのだそう。
ABODE OF SNOWは標高が高く雪に囲まれたチベットの伝統的なアウターウェアを近代的な形で表現しています。
2人は方向性の違いでケンカをしそうになることもあるそうですが、お互いの考えを尊重しあうことで乗り越えているとのこと!
とても素敵なご夫婦ですね!
「半分チベットの血を引く身として、どういう風に社会に語りかけられるだろうか」。ダイレクトな政治的メッセージではなく、これまでのファッションカルチャーというバックグラウンドを生かして、「こんなに美しい文化がある」ということを世界に伝えられれば……。それが「ABODE OF SNOW」の出発点でした。
まず、手がけたのはダウンウエア。標高が高く雪に囲まれた過酷な気候の中で暮らすチベットの人々にとって、アウターウエアは必需品。民族衣装には、世界一の山脈の麓で暮らす人たちの知恵や文化が息づいています。そのストーリーを自分たちで現代的に解釈、クリエイションして、もっと身近に感じてもらいたいと考えたのです。「チュバ」と呼ばれる前身が重なるローブのような民族衣装のディテールと機能を落とし込み、カラーもチベット仏教の象徴でもある五色の旗「ルンタ」の色彩で展開しました。
RonHerman ABODE OF SNOW
自分たちのルーツをコンセプトにファッションブランドを立ち上げるってすごいですよね。
岡本多緒(TAO)とテンジン・ワイルドの結婚のまとめ
岡本多緒さんとテンジン・ワイルドさんは
馴れ初め:フィリップ・リムの仲介
結婚式:2016年5月 スイスのブリサーゴ島
という形で結婚しました。
現在はお互い多岐にわたり活動しながら
共にABODE OF SNOWというファッションブランドを立ち上げ
チベットの文化を伝えています。
とても素敵な2人が出会い、とても素敵な夫婦になられたのですね。