映画「先生の白い噓」の監督・三木康一郎さんが話題ですね。
今回は、三木康一郎さんの評判について調べました。
<この記事でわかること>
●三木康一郎の制作者・監督としての評判
●三木康一郎の映画の評判
ぜひ、お読みください!
三木康一郎の評判:監督・制作者
三木康一郎さんの制作者、映画監督としての評判を集めました。
ウッチャンナンチャン「イライラ棒」で社長賞
三木康一郎さんは、バラエティー番組のディレクターをしていました。
三木さんが担当していたのは、テレビ朝日の「ウッチャンナンチャン炎のチャレンジャー」です。
そして、三木さんは「電流イライラ棒」の考案者です。
「イライラ棒」は三木さんの提案で起用され、おもちゃやアーケードゲームにもなりました。
三木さんは、テレビ朝日社長賞を受賞しました。
「イライラ棒」は、ブラジルにロケに行った時に、ゲームセンターで見たゲームから発想を得ています。
「面白い」と気づいてそれを実現させる三木さん、すごいですよね。
グレー三木で中途半端
三木康一郎さんは、映画仲間から「グレー三木」と表現されることがあるそうです。
映画界には三木という監督が他にもいて、その方たちは「シロ三木」「クロ三木」なんだとか!
<映画界の3人の三木監督>
シロ三木:三木孝浩(代表作:「ソラニン」)
クロ三木:三木聡(代表作:「イン・ザ・プール」)
三木さんは「なんだか中途半端でイヤですよね」と言っていました。
三木康一郎さんが「グレー」と言われるのは、恋愛系・ホラー系・スポーツ系などジャンルを問わず活躍できる監督という意味ですよね。
三木さんは「原作者の思いを見極めるところから始める。だからいろんなジャンルに臨める」とも語っています。
「グレー三木」というあだ名は、勲章でもありますね。
綺麗な映像を作る
三木康一郎さんは、映画やドラマで美しい映像を撮ると評価されています。
また、俳優さんの服やセットの家具などにも非常にこだわるのだそうです。
三木さんは大学時代から、インテリアやグラフィックの本ばかり読んでいたとのこと!
それが、今の映画作りに繋がっているんですね。
笑いを押し付けない
三木康一郎さんは、テレビのバラエティー番組出身です。
なので、「笑い」というものは狙ってできるものではない、と考えています。
三木さんには「無理に笑わせようとせず、笑えるものを作る」と精神が染みついているのだそう!
自分が作りたいものよりも、見ている人を一番に考えて仕事をしているというのがわかりますね。
現場では、俳優・スタッフ全員の思いが100%映像に乗る様にと考えているそうです。
すごいですね。
俳優と監督の関係にこだわる
三木康一郎さんは、俳優と監督の人間関係にもこだわっています。
映画「先生の白い嘘」では、主演の奈緒さんから「インティマシー・コーディネーター」と入れてほしいと言われて、断っています。
インティマシー・シーン
性行為やヌードシーンなどセクシャルな撮影シーン
インティマシー・コーディネーター(IC)
撮影するインティマシー・シーンにおける制作側の期待値を十分に理解した上で、それを的確に俳優に伝え、演じる俳優を身体的、精神的に守りサポートする
世界では、インティマシー・シーンの撮影後に「精神的に苦痛を感じた」という俳優の声が上がっています。
何か疑問を感じても、撮影中の俳優が「NO」というのは難しいでしょう。
その俳優の尊厳を守るのがICと言えます。
三木康一郎さんは、ICを入れなかった理由についてこう語っています。
三木康一郎
間に人を入れたくなかった
理解しあってやりたかった
すごく考えた末に、入れない方法論を考えました。
https://encount.press/archives/644934/
「監督と俳優の間に人を入れたくなかった」という三木さんのこだわりの部分ですね。
しかし、この件はSNSで大きく批判されています。
ICは、俳優の同意を取った上で、制作者の表現を最大限にサポートする仕事です。
監督、俳優、ICが理解し合って、撮影に臨めれば良かったかもしれませんね。
三木康一郎の映画の評判
三木康一郎さんの代表作品の評判を調べました。
「植物図鑑」(興行収入20億円)
三木康一郎さんの大ヒット映画といえば「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」です。
映画「植物図鑑」
公開:2016年6月4日
原作:有川浩
出演:高畑充希、岩田剛典
「植物図鑑」は、興行収入20億円を超える大ヒットとなりました。
映画「植物図鑑」の良い評判
- 胸がキュンキュンする
- 原作と違って、映画は恋愛にフォーカスしていたけど、よかった
映画「植物図鑑」の悪い評判
- 予告編だけで地雷臭
- 有川浩ワールドを壊された気分
「弱虫ペダル」
映画「弱虫ペダル」も、三木康一郎さん監督の代表作品です。
映画「弱虫ペダル」
公開:2020年8月14日
原作:渡辺航
出演:永瀬廉、伊藤健太郎、橋本環奈
映画「弱虫ペダル」の興行収入は、6.3億円でした。
映画「弱虫ペダル」の良い評判
- 小野田坂道の原作再現度が高い
- 迫力とテンポがあり、あっという間にラストになった
- 冒頭からラストまで、若さ、パワー、勢いに圧倒される爽快作
映画「弱虫ペダル」の悪い評判
- もっとビジュアル面を原作に近づけてほしい
- 酷い映画のトップクラス
「トリハダ」
三木康一郎さんの監督デビュー作は「トリハダ」です。
これは、もともとはフジテレビの「トリハダ〜夜ふかしのあなたにゾクッとする話を」というオムニバスドラマでした。
映画「トリハダ」
劇場版:2012年9月13日
劇場版2:2014年9月20日
ホラー映画なのですが、この「トリハダ五か条」を守っています。
<トリハダ五か条>
●幽霊は出ない
●超常現象は起きない
●音楽で煽らない
●過度な演出はしない
●日常から逸脱しない
「トリハダ」は、人間そのものの怖さ、日常に潜む恐怖を描いている映画です。
映画「トリハダ」の良い評判
- 地味にぞくっとさせられる
- あり得なさそうであり得そうな、微妙な線を突くのが上手い
- リングや呪怨のDNAを継承した新世代ホラー
映画「トリハダ」の悪い評判
- フラグ通りに話が進むからつまらない
- 映画でやるほどなの?とは思う
- つまらない臭がぷんぷんする
三木康一郎の評判のまとめ!
三木康一郎さんの評判はこのようになっています。
- 「イライラ棒」を考案し、社長賞をとった
- 映画監督の三木の中では「グレー三木」と呼ばれる
- 綺麗な映像(衣装、セット)にこだわる
- 笑いを押し付けない
- 俳優と監督の関係にこだわる
三木康一郎さんの映画の代表作は、「植物図鑑」「弱虫ペダル」「トリハダ」などです。
新作の「先生の白い嘘」が注目されますね!
脚本家の鈴木秀明さんの経歴はこちらです▼